インド美人のワナ

インドフェスティバル@代々木公園でございます。
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集まっているのはほとんどは日本人なのですが、インド人とか、もしかしたらパキスタン人とかスリランカ人とかバングラデッシュ人とかネパール人の皆さまも、ワラワラとそぞろ歩いてらっしゃいました。
こわれたorこわれかけの白人とかジャパニーズの方もちらほらと。
楽しい光景でございます。


服飾関係・雑貨のお店がいっぱいで、なかなかの賑わい。
占いやヨガや、なぜかインドの保険会社や銀行のテントもあり。
飲食店の屋台も、それはたくさん出店しておりました。
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小腹が減ったので何か食べようとしたのですが、なにしろお店がありすぎて、どこで買うのか決めるのがメンドクセエ。
と思っていたところ、たまたま近くにあった屋台のお姉さんと目が合って、するとそのお姉さんがインドかパキスタンかスリランカかバングラデッシュかネパールのお若い美人さんだったので、ふらふらとその屋台に吸い込まれてしまいました。
で、ビリヤーニ500円也を購入したのですが、これがまた非常にレアな一品でございまして。


ビリヤーニというのはインド風チャーハンとかピラフとか、そういう体のお料理でございますが、インドではあまり道端の屋台では見かけませんでした。
そのかわりといいますか、どんなにお安い労働者向け大衆食堂にも、はたまたちょっと高級なホテルのレストランにもたいていはあるという、インドでは定番のメニューでございます。
(本気で高級なレストランにはないかもしれない。行ったことないから分からんが。)
で、お安い大衆食堂で食べたら大衆食堂の美味しさがあり、お高いホテルでいただいたらホテルの美味しさがあり、つまりはどこで食べてもウマーなのでございます。
ああ、熱々のビリヤーニ。


ところがでございます。
インドフェスティバル@代々木公園で500円で購入したビリヤーニは、「なんの味もしねえ」という以前に、ひんやりと冷たかったのでございます。
一口食べたのち、呆然としてあたりを見渡せば、他の屋台ではどこも、ジャッジャッジャーと小気味の良い音をさせながらビリヤーニがフライパンの中で踊っていて、ホカホカと湯気の立つそれをオッチャンが景気良く紙皿にどかっと盛り付け、老若男女が我も我もと買い求めているのでございます。
ワタクシが購入した屋台では、ビュフェなどで見かける保温器のようなものにビリヤーニが入っていたのですが、保温器に見えただけでただの容器だったのかもしれません。


なにはともあれ、会場に何十件の食堂屋台があったのか存じ上げませんけれども、ワタクシが購入したのは、会場一まずいビリヤーニであったことは明らかでございます。
売っていたのがオッサンだったらブン殴りにいくところですけれど、きれいなお姉さんだったので、まあよろしいかと。



空がどんどん暗くなり、空気もだんだん冷たくなってきて、暖かいものが欲しくなるたそがれどき。
冷たく味のないビリヤーニをボソボソといただきながら、ワタクシは、オンナに生まれて良かったとしみじみ思っていたのでござます。
もしワタクシがオトコだったら、ちょー簡単におねえちゃんにだまされて、とっくに破滅していたことでしょう。
オンナなので、まずいビリヤーニを買わされたくらいで済んでいるのです。
ラッキーでございます。


はっはっはー。
09092609
・・・ばか


— posted by hipi at 11:07 pm  

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