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一人グラムロック祭り

先週、テレビで20世紀少年の第一部をたまたま観たら面白かったので、今日は第二部を観た。
映画の内容はさておいて、20世紀少年といえばT.Rex。
ってことで、マーク・ボランに敬意を表して今日は一人でグラムロック祭り。
その近辺の音楽が嫌い、興味のない方はスルー推奨。
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うっかり『もっとを読む』をクリックしてしまった、グラムロックを知らない若者たちへ。
音楽とファッションはいつでも密接な関係にあるけれど、グラムロックのそれは、洗練とかセンスの良さとかとは対極のところにあると私は思っている。
ギラギラで悪趣味で、ほとんどお笑いですらある。


かつてのオシャレを今見ると笑っちゃうというのはよくあることだけど、グラムロックのファッションは、最盛期の70年代前半でさえ悪趣味でほとんどお笑いだった。
カッコイイもんだと思って観てはいけません。
ワタクシは大好きですが。


↓T.Rex 『20th Century Boy』
20世紀少年の主題歌


ボーカル&ギターのマーク・ボランは、グラムロックのアイコンの一人。
ロックにはスリーコードの名曲がたくさんあるけれど、これもそのうちの1曲と思う。
なんだけど、マーク・ボランは声は独特だが歌が上手いっていうのとは違う。
ギターはきっぱりとヘタ。
特に顔が整っているわけじゃないし、背は低めで顔デカイ、足も長くない。


でも、カッコイイんだこれが。
衣装によっては、厚化粧コテコテの大阪のおばちゃんに見えることもあったりして落ち込みますが。
ああカッコ悪いなあ・・・なのに、むっちゃカッコエエ。
なんでやねん。
さすがロック・スターはスゲーなあ。


努力できる才能と、音楽のセンスと運があったら、ロック・ミュージシャンになれるかもしれない。
そこに整った外見と、ステージ度胸が加わったら、人気のあるロック・ミュージシャンになれるかも。
でも、上手いミュージシャンはたくさんいるけれど、上手いだけではロック・スターにはなれない。
ルックスが良いだけでも、なれない。
スターになる人は、他の人にはない『何か』があるんだなあと、マーク・ボランを観ているといつも思う。


↓同じ『20th Century Boy』を、デヴィッド・ボウイとプラシーボが演るとこうなる。


デヴィッド・ボウイはもう一人のグラムロックのアイコンで、マーク・ボランとお友達だったらしい。
ボウイがギラギラのグラムロックだったころの曲。
↓David Bowie『Starman 』


↓同じくDavid Bowie『 Changes』


素晴らしく悪趣味な衣装の数々。
こんなんが似合ってしまって美しいのは、ボウイしかいない。
このころのボウイの衣装スタイリストは、元Guns N' Rosesのギター、スラッシュのお母さん。
この他にももっとキョーレツなのはいっぱいあって、ギラギラのグラムの時代が終わってからも、ボウイの衣装には突っ込みどころがけっこう多いとワタシは思う。
でもいいの。
ワタクシはボウイに関しては、China Girlのpv以外はすべて肯定だから。
China Girlはボウイの曲だけど、イギー・ポップが歌ったバージョンのほうが好きだな。


ヘンなものを着ていても、鼻毛が出ていてもギターが似合わなくても、じいさんになっても、ボウイはワタシにとってのテッペンで唯一無二の存在で、ロック・スターを通り越して神。


次に行こう。
↓New York Dolls 『Jet Boy』

見た目はグラムだけど、音楽的にはロックンロール+パンクというジャンルはまだなかったけどパンク風味。
(マニアの人からは異議ありかも。)
ニューヨークドールズの最後のマネージャーは、マルコム・マクラレン。
マルコムはのちにロンドンでセックス・ピストルズをでっち上げてデビューさせ、パンクで世の中を引っかき回した。


ワタシ的には、ニューヨークドールズはボーカルの声質がいまいちアレなのだけど、ギターのジョニー・サンダースが好きなので、やっぱカッコエエ〜と思って観てしまう。
で、ニューヨークドールズは、演奏はドヘタです。
今どきは、もっとテクニックのある中学生がゴロゴロいそうだ。
でもそこはそれ、ロックですから。
テクニックだのなんだの、小賢しいアレコレをすべてスっ飛ばしてカッコイイ。
なんたって、パンクのアニキですから。


ちなみに当時のエアロスミスは、ニューヨークドールズと路線が被っていた。
80年代に再結成してからは、路線変更で売れて良かったっすね。


↓Johnny Thunders『I Was Born To Cry』


↓もいっこJohnny Thunders 『In Cold Blood』


ニューヨークドールズを脱退して、違うバンドをやって、そのあとのソロになったジョニー・サンダース。
上の動画ではだいぶマシだけど、ステージではいつも下の動画のようにヘロヘロのジャンキー100%。
シラフの時って、あったのかしらん。
キマっちゃってるからなのか、元々なのか、歌もギターもヘロヘロ。
でも好き。なんでかスゲー好き。


・・・・・・


そういや今、ワタクシの髪型は、マーク・ボランと同じですのよ。
元ガンズのスラッシュと同じともいう。
あくまでも似ているのはヘアスタイルだけですけど。
ボランと同化したかったわけじゃなく、ツイストパーマでグリグリに爆発させたら、結果的にボランと同じになった。


でも誰も、ボランに似ているともスラッシュのようだとも言ってくれない。
劇団員崩れの、新宿ゴールデン街の飲み屋のママのようだとは言われたけどな。


ドレッドは前にやったことあるし、次はモヒカンにしてみようかな。

— posted by hipi at 11:11 pm  

夢の話

昨夜は帰宅して、お風呂に入ってご飯を食べたら気絶寝。
エアコンつけっぱなし、ネットでFM流しっぱなし、電気もつけっぱなし。
ラクシュミーの歯磨きも、それどころか自分の歯磨きすらできず。


起きなきゃ起きなきゃって思いながら寝ていたせいか、延々と夢を見ていた。
以下、起きる直前に見ていた、覚えている夢の話。
ちなみに総天然色。


******
ワタシは一人で部屋にいた。
少々広めのワンルームって感じの、知らない部屋だが、自分のうちだとなぜか分かる。
そこに、じいやさんLink がやってきて、
「眠いので寝かせてくれ。」という。
いいよというと、勝手にベッドに横になって寝た。


次にmoomamaLink がやってきた。
お腹が空いたので、何か食べに来たという。
冷蔵庫を開けると、中にはポツンと『食べるラー油』だけが入っていた。
炊いたご飯があったので、お茶碗によそって、ラー油と一緒に出した。
文句も言わずに、ご飯にラー油をかけて、ひたすら食べるmoomama。
ワタシは、食べているmoomamaと寝ているじいやさんを交互に見ながら、ぼーっとしていた。


というところで目が覚めた。
夢はいつでもそうだけど、言うまでもないことだけど、すべてがありえない展開。
******


いっちゃんも、夢を見ているのか、よく寝言を言っていた。
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王様14歳。くりくりと。

らくもたま〜に、寝ながらしゃべっていることがある。
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どんな夢を見ているの?
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ねこかん・・・


— posted by hipi at 11:50 pm  

夏休みの思い出

今日はサエコポンちでスイカの会が開催される。
昨夜は興奮のあまり1時間おきに目が覚めるという遠足前夜の小学生のような一夜を過ごしたのに、また1時間半も遅刻した。
なんでこうなってしまうのか。


本日のスイカの会の出席者。
スタルカさんLink ・・・いつお会いしてもゴージャスでカッコいい大人の女性。
が、会えば会うほど、「もしやこのヒト、けっこう子供では?」という疑惑が強くなっていく。
そんなところが、またナイス。
そしてマダムのお肉はいつでも絶品。
ワタシは普段はほとんど肉類を食べないけれど、マダムのお肉だけは、いつもまた食べたいと思う。

どりちゃんLink ・・・お久しぶりだったけど、どりちゃんの天然は健在・・・じゃなくて、パワーアップの天井知らず。
今日も名言を連発。どりちゃん語録として発売したい。
言うことやること、なんでもカワイイ。

みくさんLink ・・・お会いするのは数年ぶりだと思うけど、おっとりと優しい雰囲気は変わらない。
そして数年前よりも、数歳は若返って見えた。
とても大学を卒業した娘さんがいるとは思えない、少女のような可愛らしさ。
年齢を遡っているのでしょうか。オソロシス。

るーさんLink ・・・るーさんとは、はじめまして。
るーさんは大量のスタンプを持参してくれて、暑い中、荷物が重くてタイヘンだったことと思う。
ワタクシもスタンプをお借りして、Tシャツにポンポンとたくさん押した。
サエコポンにアイロンを出してもらって、色止めもした。
夏休みの工作完成♪ウレシイ。

kazumiさんLink ・・・kazumiさんともお久しぶり。
で、相変わらず、彼女はとても上品だ。
ルックスも身につけているものも仕草なども、育ちの良さを隠しきれないというか、根っから品が良いというか、キレイな雰囲気。
kazumiさんに、「税関でパスポートを取り上げられて、持っているモノを出しなさいとか言われたことないでしょ?」と聞いたら、
「ないよ〜。そんなヒトいるの?」との答えが。
いるよ、ここに(念のために書いておくけど、ワタシだって持ってちゃいかんモノを持っていたことはないんだが)。

Mayu-☆さんLink ・・・お父様の介護とお仕事で、実家と東京の家を行ったり来たりのハードな日々でも、美人はやっぱり美人。
そして、どんなに美音ちゃんが良い子かを熱く語る。
よくできた一代目ネコと、少々難有りな二代目ネコというのがお約束のはずなんだがな。
おかしいな。猫配置委員会も、美人には甘いらしい。

moomamaLink ・・・メシ食ってるか?と聞きたくなるほど、いつ見ても細い。
しかし自己申告によると、お腹がポコンと出ているそうだ。
どれどれってんで、moomamaの脇腹をワシヅカミしてみた。
つかめたわ、たしかに。
でもこんくらいの腹肉、誰でもつかめるわ!と思うのだが。
胴体に掴める肉がぜんぜんないほうが気持ち悪いぞ。
moomama、ちゃんと栄養を摂れよー。


そしてホストのタラちゃん&サエコポンLink
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サエコポンに抱っこされてるタラちゃん

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写真を撮られても我慢しているタラちゃん

タラちゃんは、今日は天敵ぽーさんがいないので、それほどのお怒りモードではなかったというか、
「もうオレあきらめたわ。アンタらどうせなかなか帰らないし。殴ってもアンタら喜ぶだけだし。」
という、どこか達観したかのような様子であった。


タラちゃんが控え室(寝室)から会場(リビング)に出てくるたびに嬌声が上がり、上の写真を撮ったときなどは、まるでカメラ小僧がAKBに群がっているかのような撮影大会となっていた。
そのうち写真だけでは飽きたらず、四方八方から手が伸びて、お触りされまくるタラネンコさま。
それでもガマンして付き合ってくれたタラちゃん。
いつもすまないねえ〜。


サエコポンは、ワタシが遅刻している間に、どりちゃんによって『サエポコン』と改名させられていた。
これによって本日の流行ワードが『ポコン』に決定されたらしく、上に書いたmoomamaの『お腹がポコン』という自白に繋がっていくのであった。
病気自慢大会も開催されていたそうだけど、ワシ、遅刻して良かったかも・・・。
アホウのように丈夫なので、自慢できるものが何も無い。


話を戻して。
楽しい時は過ぎていく。
いつのまにか室内には、サエコポンが最近購入したという『体圧分散敷布団』が敷かれ、みなが飲んだり食べたりしている横で、順番に誰かがゴロゴロと布団に寝転がっているという、これ以上はないほどのリラックスした集会となっていた。
夏休みに親戚の家に遊びに来た子供たちが、好き勝手にワーワーやっているのとまるで同じ。


夏休みの子供達、もとい猫バカ隊の大人の皆さんが持ち寄ったお料理やデザートは、いつものことだけれど、とても美味しいものばかりだった。
(ワタシだけ考えなしの失敗。反省。)
メインのスイカも、最高に美味しかった。
マジでウマかった!
スイカを食べているときだけ、無口になる一同。
スイカタイムが唯一の、静かな時間だった。


ああ、楽しかったなあ。
ワタシにも2010年の夏休みの思い出ができた!
サエコポン、タラちゃん、みなさん、ありがとう〜!

— posted by hipi at 11:41 pm  

気の持ちよう

らくや。
今朝のカイヌシはゾンビーです。
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ふぅん

ダルダルでドロドロの汚泥です。
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あ、そう。

右耳はキーンって耳鳴りがして膜が張っているみたいで、よく聞こえません。
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・・・で?

・・・で、労働に行ってまいります。
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はたら、け



・・・・・12時間後・・・


らくや。
ただいま。
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ねこかん・・・

労働してたらダルイのとれたよ!
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はやく、ねこかん・・・

らくは正しかった!
家でじっとしてると、よけいにダルくなること、あるもんね。
気の持ちようってことかしら?
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いいから、ねこかん!


— posted by hipi at 11:10 pm  

枠すら危うい

棚の上のイエヤマネコ。
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冬は時々ここで寝ているけれど、暑い時期には近寄りもしないので、珍しい。


らくの左側の、白い棚の上部が空いているのは、つい数日前に文庫本の整理をしたから。
いっちゃんが君臨したぎゃおすマンションから、2年だけ住んだ仮ぎゃおすマンション、そしてここぎゃおす長屋と引っ越すうちに、本を整理しまくってかなり数を減らしてきた。
しかし本っていうのは、いつの間にか、じわじわ〜っと増える。
またもや棚がいっぱいになってしまって、写真では空いているハンパな高さの部分にも、部屋のあっちの隅にもこっちの角にも、ダラダラと積み上がっていた今日この頃。
で、らくのおしっこ結界撤去のついでに、
「本は棚に収まるだけにする」
という目標のもと、大量に処分をしたばかり。


そして整理のさいに、同じ本が2冊あってちょっとびびった。
前に読んだのをすっかり忘れて、また買ってしまうのはよくあることなので、同じ本が2冊あることは別に全然、驚かないのだが。
同じ本だった場合には、いつもは読んでいるうちに
「・・・あれ?これ、前に読んだよね?」
って気がついて、急にスラスラと、あるいは薄らぼんやりと、その後のストーリー展開などを思い出す。


ところが今回、2冊出てきた本は、以前に読んだ記憶がまったくなかった。
新しいほうの1冊は、1年くらい前に買って読んで、内容はまだはっきり覚えている。
古い方の1冊は、日に焼けてボロボロに古びているので、何年前どころではなく何十年前に買ったものと思う。
しかしいくら何十年前だって、「これ、読んだことあるような気がする」ってチラとも思わなかったって・・・。


しかも、軽めのエッセイとか、スススと読み終えてしまう類のものだったとか、難解でちっとも理解できなかったとかいう内容じゃない。
共感できる部分も、「は?」と突っ込みたい部分もテンコ盛りにあって、1年前に読み終わったときにはアレコレグルグルと考えてしまった、という本なのに。
いっこも中身を覚えてなかったって、ワタクシの脳みそマジでヤバいんじゃ?
ワタシは昔からなんでも忘れてしまうので、海馬の底が抜けて枠しかないのかと思っていたが、枠すら危うい。


余談だけど、本はもう増やしたくないんだよ。
以前は、スペースの問題で、定期的に本を処分しなければならないのが悲しかった。
もしもお金持ちになったら、本を処分せずにずっと所有していたい、自分の図書室があったらイイナと思っていた。


でも今は、本当に大事な本だけ、数冊程度を持っているのが理想となった。
本やCDを含め、ワタシが後生大事に抱えているモノたちすべて、ワタシがころっといっちゃんのところに行ったら、みなただのガラクタ、ゴミになる。
ワタシのガラクタを片付けるのは、おそらく美帆ちゃん(妹)になるだろうが、美帆ちゃんが気の毒なので、できるだけモノは少なくしておきたい。


いくら好きだって、残りの人生で何回、同じ本を読み返すのかと思うと、ゼロかもしれないというものも少なくない。
読み返さないかもって思っているのに、その作家が好きだから持っていたいとか、そういう理由で整理できないでいる。
なので数冊とは程遠い数の書籍があるのだけど、だんだんに減らせたらいいな。
もう一度読みたいと思ったら、図書館だってあるもんね。


なんて思っているくせに、日々着々と、ありとあらゆるガラクタが増え続けているぎゃおす長屋。
不思議な現象でございます。

— posted by hipi at 11:18 pm  

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