ぎゃおす王国記～ラクシュミーの王様への道

外は雨。

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果敢にも見回りに出て行く農園主

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3秒後、音速で帰還。


雨が降ってて、身体が濡れると気持ちイクナイ。
そう気がつくまでの所要時間・3秒って、猫としては賢いの？
鈍いの？
どっちかなー。

らくさん

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こんな顔して猫草をワシワシ食べて

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突然ドカドカダダダと2階へ駆け上がり、そのままガシガシとタワーによじ登り、一番てっぺんのステップから下界に向かって滝ケー。


いいんですよ。
お腹の中に毛玉が溜まるのは困ります。
猫草食べてケーしていただいたほうが、ありがたいです。


だけどナゼ、タワーのてっぺんとか、冷蔵庫の上とか、棚の上とか、高いところからばかりケーなさるのでしょうか？
飛散します。
窓の桟にも詰まります。
なんで普通に、床の上の何もないところでしないのでしょうか？


もっとも床の上でするときも、カイヌシが慌てて差し出したティッシュを意地でも避けて、顔をブンブン振りながらされるので、飛び散るのは同じですが。
被害が拡大するだけなので、ティッシュで受け止めようなんて試みは放棄しました。
好きな場所で好きなようにしてください。


だけどね、ラクシュミーさん。
リバースした直後に、「おなかすいた！ごはん！ごはん！！」と騒ぐのはやめてください。
少し落ち着いてから食べましょうよ～。
胃の負担になりそうでコワイのよ。

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名前　―　ラクシュミー・バニヤン・トゥリー
属　―　ネコ科イエヤマネコ
年齢　―　6歳
性別　―　オス
体重　―　7.8kg
体脂肪率　―　最大で48％(推定）

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体脂肪率48％のイキモノって何？
そんなのペンギンくらいしか思いつかない。

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と呟いていたら、くりくりに、「ネコ型ペンギンです。」と返された。

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そうね。
らくの足の上に卵を乗せたら、余裕で腹肉で温められそう。

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でもペンギンのお父さんのように、らくが飲まず食わずでそういう作業をしてくれるとは思えないがな。

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路地の常連猫さん。
引き締まったお顔と身体。

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そして一方、長屋の屋上農園主。

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おお！
身体はさておき、顔はなかなかキリっとしています！

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路地猫さんアップ。

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目力ガンガン。

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農園主。

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・・・目力はスゴいっちゃスゴいんだが・・・
スゴさの方向がズレているような。


らくだって、やるときにはやるんだけどね。
路地猫さんを見てラクシュミーを見ると、らくはキリっとしていても、やっぱりどこかおっとりしている。
生活が顔に出るのは、猫もニンゲンも同じだね。


で、カイヌシはというと。
生活のアレコレが現れて、凶暴な顔になってるかもな。
最近、気分はパンクだぜ～い。
長屋の農園では、コガネムシが鉢の土に卵を産み、幼虫が根を食い荒らして植物を枯らすという被害が後を絶たない。
去年までは「もうやめてー。コガネ子ちゃんたら食べ過ぎ～。」などと呟いていたのだが、今年のカイヌシは、
「ふぁーーーっきんコガネ子！引きこもりの大喰いメタボヤロウ！」などと叫んでいるのだ。
わははははー。


でもほんとに節操なく食べすぎなんだよ、コガネ子どもは～。

昨日の写真。

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昨日はお天気だったけど、今日は1日中、雨が降ったり止んだり。
なんとなく気分が盛り下がる。
お留守番のらくさんも、丸くなって寝てばかりかも。


と思いつつ帰宅したら、らくさん、ちょーハイテンションで玄関先でゴロンゴロンゴロン！！
はいはい、ネコカン～。
らくのご飯への情熱の炎は、雨くらいではぜんぜん消えない。