ぎゃおす王国記～ラクシュミーの王様への道

路地のボス、ブニがのんびり夕涼みしているところに（ベランダから撮影）

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背後からキジトラさんが登場。

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ぎゃ。
この青首輪のコ、2週間くらい前に一回見かけてそれっきりだったから、おうちに帰ったのかと思っていたのに。
まだ路地にいたのか・・・。
つか、今日もまた散歩にきたの？
大きいコだし、ブニとケンカにならなきゃいいけどと思いながら見ていると、ズンズンとブニに向かって直進していくではないですか。

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あわわわわ～
と焦る野次馬（ワシだ！）の心配をよそに、すっとその場を離れたブニ。
キジトラさんは、ブニが座っていたところで一旦立ち止まったのち、スタスタと通り過ぎていった。

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その後姿を、少し離れたところから見送るブニ。

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ネコたちの行動を見ていると、デタラメにうろうろして手当り次第にケンカしているワケではなくて、ちゃんとルールや秩序があるように見える。


青首輪のキジトラさんは、本格的に路地の住猫になったのか、ときどき通りすがるだけなのか分からないが、ブニや。
次々と若くてデカい猫が現れて、ブニも気が抜けないね。


ブニが何歳なのか見当がつかないけれど、いつかそのうち、路地は若いもんに譲って、悠々自適で安心･安全、のんびりと暮して欲しいと思う。
ニンゲンはたしかにろくでもないけれど、少しだけでもニンゲンを信用してくれないかなあ。

らくの前にあるのは、

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銀色ちぃちゃん@美帆ちゃんちの身体をゴシゴシ擦って、たっぷり匂いを沁みこませたハンカチタオル。

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美帆ちゃんかワタシに、のっぴきならない事情が起きて、ちぃちゃんとラクシュミーが同居するときがあるかもしれない。
もしそうなっても、ずっと一人っ子で暮してきた♂の成猫どうしなので、すんなりと上手くやってくれるとは思えない。
なので今から少しずつ、お互いの存在になんとな～く慣れておいてもらおうという、カイヌシ共の浅知恵作戦なのだが。

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らくは、ちぃちゃんハンカチにまったく反応せず、ぜんぜん興味もなく。

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カイヌシの思惑をよそに、いつものマイペースのらくだった。

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↓）正面の顔も

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↓）ナナメ45度も

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↓）ナナメ下からも

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↓）寝ているだけだって

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なんだかスゲい顔だなあと思うけど、いちばん分からんのが、らくの横顔

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ネコの横顔って、こんなんだっけ？
いっちゃんとは随分違うけどな。
らくさん、ほんとに100%イエネコ？
ただスゲい顔なだけ？
ああ親の顔が見てみたい。

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らくや。
グラグラへーきすか？
カイヌシはへーきじゃないよ。
怖いけど、眠くて起きられないんだよ。


こんなに寝てばっかりで、万が一のときにはちゃんと逃げられるのか？
くりくりにいたっては、先日も今朝も、地震があったことすら気がつかないで寝こけていた。
らくは一応ネコだし、本気になったら素早く逃げそうだけど。
・・・モンダイはカイヌシだな。

お腹の中身は

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カイヌシから吸い取ったヤル気とか気力とか意欲とか。

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