茶々、(王様のコタツで)完全復活

その後の茶々さん@母の家。
以前にも増して、ご飯をワシワシ食べだしたらしい。
食べなくなったときには、あっという間に顔が小さくなり、撫でると背骨に触れるようだったのが、今また前のように、だんだんむっくりしてきたそうだ。
昨夜は寝ているニンゲンを踏みつけながら走り回り、今朝は階段を駆け上がったという。


その暴れっぷりは、茶々さんからの完全復活宣言と受け取ってよろしいのでしょうか?
もう大丈夫なのよね?
スバラシイ。
なんてありがたい。
茶々さん、通院も投薬も頑張ってくれて、元気になってくれてありがとう~!


茶々の具合が悪くなったときに、母は、茶々がニンゲンのコタツに入りっぱなしで寝ているので様子が分かりにくい。
それに、じいじ(母の旦那さん)が汚い足でコタツに入るから、茶々に変な菌がついたんじゃなかろうか?
なんて言っていた。
変な菌ってそんなワケないだろーと突っ込みつつも、じゃあってことで、いっちゃんが使っていた猫コタツを母の家に送ったのだが、茶々はそれをとても気に入って、ずっと中で寝ているそうだ。


本当のことを言うと、いっちゃんのコタツを送るときには、ちょっと寂しかった。
たくさんたくさん頑張ったいっちゃんを、暖めてくれた王様のコタツ。
いっちゃんは、こちらの世界での最後の半年くらいは、ご飯を食べるのも、おしっこも、うんこちゃんも、ぜんぶコタツの中だった。
いっちゃんが大好きだった、王様の猫コタツ。


ところがらくは好きじゃないらしく、部屋にいつもセットしてあるのに、ちっとも使ってくれない。
ニンゲンが入れても、びっくり箱の人形のようになって、すぐに飛び出てしまう。
が、もし入ったとしても、らくには少し小さくて背中が天板ぎりぎりだから、低温火傷も心配だった。
なのでここ1年くらいは、押し入れに仕舞ったきりに。
だから茶々が気に入って使ってくれるのなら、そのほうがずっといいのだけど。


いっちゃんが大好きだったコタツが家からなくなるのが、ただ寂しい。
いっちゃんのものは、何でも取っておきたいんだ。
有形のものでも無形のものでも、ぜんぶ取っておきたい。
でも、だんだんと、なくなってしまう。

ワタシの頭の中のいっちゃんの記憶は、ぼやぼやと薄れているものもあるし、忘れてしまったこともたくさんあるような気がする。
いっちゃんの枕や毛布は、密封パックに入れてあるのに、いつのまにか王様の匂いがとんでしまって線維のニオイしかしなくなった。
時間って、こういうことなんだなあと思う。
時の流れは優しくて悲しいな。


なんつってメソメソしながら送ったコタツだけど、茶々が気に入って使ってくれて、元気になったと聞いたら、とっても嬉しくなった。
いっちゃん、茶々はいっちゃんのコタツが大好きだって。
茶々、可愛いね。
コタツを送って良かったね。


いっちゃんがいなかったら、今ワタシはラクシュミーと暮らしていないし、ペット可のこの長屋にも住んでいない。
父もみいこを連れてこなかっただろう。
美帆ちゃん(妹)は銀色ちぃちゃんと暮らしていなくて、母の家に茶々もいなかっただろうと思う。
王様がワタシのところで君臨してくれたおかげで、親兄弟の全員が猫と暮らすことになったという。


いっちゃんはスゴイなあ。
いっちゃんのご利益は無限大だね。
いっちゃん、ありがとう。
茶々もありがとう。


で、茶々さんや。
これからも母とじいじと楽しく暮らして、うんと長生きしてください。
イタズラでもワガママでも女王様でも、なんでもいいよ。
猫だしな。
元気なら、いいんです。
お願いだよー。
chacha10010136
じょおーに、まかせて!


— posted by hipi at 11:27 pm  

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