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シッポのうすらハゲ

昨夜遅く、くりくりに踏まれたラクシュミーのシッポ。
毛が列になって抜けたので心配していたら、案の定、うっすらハゲになっていた。
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写真じゃ分かりにくいけど、ピンクの丸の中が、地肌が透けて見えている。
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踏まれたときラクシュミーは、「ギャッ」って一声叫んで、その後は怒った素振りも、シッポを気にしている様子もないけれど。
身体の先端近くは、神経が集まっていて痛いんじゃなかろうか。
ニンゲンも足の小指の先をぶつけると、怪我はしなくてもすっごく痛いもん。


くりくりの不届き者め。
らくの可愛いシッポちゃんを踏むなんて!
壁向いて正座して反省しろー!!


というカイヌシの心配をよそに、ラクシュミーさんは今日も通常営業。
↓植物の水やりをしているカイヌシに、網戸越しに「びょーん!びょーん!」と何かを訴える。
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何を言っているんだか、いつもながらさっぱり分からんが。
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そのあとは、珍しいことに、冷房全開の2階にしばらく滞在。
カイヌシとヒトベッドでごろごろ。
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↓やっぱりベロは出ちゃうらしい。
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間近でよーく観察すると、らくさん、どうも口がしっかり閉じないみたい。
脱力して口が開いてるのではなくて、ちゃんと閉じても隙間が空いてしまうっぽい。
で、そこからベロがはみ出している。


らくは顎が小さいところに、キバがやけに大きく育ってしまったので、構造的に口をぴったり閉じられないのかなあ。
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↓なかなかオトコマエだけど、口元がユルイ。
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元気ならいいけどな。
これから先、どうかお口のトラブルがありませんように。


夕方には、洗濯物を取りにいったカイヌシにくっついて屋上へ。
らくが明るいうちに屋上に出るのは、暑くなってからはまったくなかったので、これは非常に珍しい。
でも肉球は熱くない?大丈夫?


らくさん、屋上に足を踏み出して、迷っているみたいに日向を少し歩いて、それからタタターと一気に日陰のプランターの下に駆け込んだ。
やっぱり暑いよね。
でも屋上のらくを見るのは久しぶりなので、カイヌシはちょっと楽しい。
で、写真を撮ろうとカメラを取りに部屋に入ったら、らくもワタシにくっついて部屋に戻ってきてしまった。
滞在時間は2分くらい?


まだしばらくは、農園主の任務は放棄となりそう。
屋上は暑すぎるもんね。
無理しなくていいよー。

— posted by hipi at 11:55 pm  

水無月のモノノケ

今日は曇りの予報で、起きたときには確かに曇っていたけれど、カイヌシが家を出る頃になったらお日様ギラギラ、照ってきた。
湿度も高くて、暑くてジメジメ。
で、エアコンをドライにして労働へ。


しかし労働中、予想していたよりもずっと気温も湿気も高く感じて、留守番のらくのことが心配に。
ドライじゃ追いつかないかも。
冷房にしてくれば良かったかも。
らくや、らくや、ダイジョウブー?!!

夜、カイヌシ、走って帰宅。
らくさんは何事もなく元気で、「ねこかん!ねこかん!」と大騒ぎ。
ホッとしつつ、らくに猫缶パッカンして、カイヌシもご飯を食べていたときのこと(くりくりはまだ帰ってきていなかった)。


テレビをつけていたのだが、テレビよりも大きい音量で、らくの
「ううう〜ううう〜」
という唸り声が聞こえてきた。
らくを見ると、少しだけ開けてある台所の掃き出し窓の前で、シッポをパンパンに膨らませて、背中の毛を逆立てて、盛大に唸っている。

らくは普段から簡単に、ウーとかシャーとか言うけれど、いつもワタシに向かってウーシャーするときとは声のトーンがぜんぜん違う。
重低音の、空気の震えをはっきりと感じるような、お腹の底から発声しているような大きな唸り声だった。
カイヌシ、びっくりして、「らく」と言いながら不用意にもラクシュミーの背中を触ってしまった。


らくさん、その瞬間にビョーン!と飛び上がり、「シャーッッアアアッ!!!」と叫びながらカイヌシに飛びかかってきた。
うわ。
イエヤマネコがケモノになったー!


らくは飛びかかってはきたものの、理性は残っていたようで、カイヌシだと認識したらしくワタシが流血するような攻撃はしてこなかった。
ワタシも怪我はしたくないので(つか、本気で怖かったのだが)、触るのはやめて、小さく低い声で
「らくー、大丈夫だよ。」と何度も話しかけた。
しかしらくさん、気が立っているのは一向に収まらず、全身の毛を逆立てたまま重低音で窓の外に向かって唸り続けている。
ワタシが覗いても、外には誰も、ヒトもネコもいないけれど、玄関外のライトを付けて、外に出てみた。


らくがいる窓のすぐ前に立ち、回りを見回したが、誰もいない。
周囲をぐるりと歩いてみたが、やはり誰もいない。
窓の前に戻ると、らくはまだ唸っていたので、外からも「大丈夫だよ。誰もいないよ。」と何度も話しかけてから、部屋の中に。
らくのそばに戻って、窓のカーテンを触ると、たっぷりおしっっこが掛けられていた。


その後もらくは窓にはりついて唸っていて、カイヌシはただ横に座ってときどき「大丈夫だよー」なんて話しかける。
数分もしたら、らくは少し落ち着いてきたようで、まだシッポは膨らんだままだけど、窓の前から離れてソファの前のクッションで寝そべった。
それでもう大丈夫かと思い、カイヌシが頭を撫でたら、らくさん、イライラした様子でカイヌシの手をガブガブ噛んだ。
本気で噛みかけたのだが、途中で思い直して「ち。見逃してやるよ。」みたいなガブガブだった。
で、玄関前に移動してそちらで寝そべる。
そしてときどき、さっきの窓のほうを気にして見ている。


誰か居たのか、何かあったのか、さっぱり分からない。
らくに触るのはもう少し待つことにして、「いったい何ー?」とぼんやり考えていたときに、いきなり部屋の電球が、「バチッ!」と音を立てて切れて、部屋が暗くなった。


ぎゃ。
なんで今なの?
これどういうタイミングだよー。
脚立に登って、電球交換。
再び部屋が明るくなったときには、らくは猫ベッドに収まっていて、すっかり落ち着いているように見えた。


************


いっちゃんがケモノになったのは、見たことがない。
らくがこんなふうになったのも、初めてのこと。
・・・だと思うけど。
忘れているだけかな。
記憶にない。


美帆ちゃんちの銀色ちぃちゃんは、保護(拉致ともいう)してその足で動物病院に連れていったとき、診察室でおおいにケモノになった。
ワタシは、本気で怒っている猫を見たのは後にも先にもそのときだけで、とてもびっくりした。
猫って、こんなんなるの?
猫が本気の本気で怒ったら、とても怖い。
そのとき、知った。


今日のらくは、そのときの銀色ちぃちゃんほどではなかった。
怒っていても、ワタシのことは分かっていたから。
『ワタシのことを分かっている→マックスでケモノではなかった』ということは、イエヤマネコとカイヌシの間には最低限の信頼関係があるということで、それは大変に喜ばしい。
でもラクシュミーだって、本気の本気で怒ったら、カイヌシもよりもずっと強いのではないかと思う。
そんな、猫が本気で怒るような事態は起こらないのが良いことだし、飼い猫では起こらないのが普通だと思うけど。


今日みたいな、さっぱり分からない事もあるからな。
うああ。
いったい何だったのー?

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いつも、いってる、みょん

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オレさまの

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おしっこ、けっかい、で

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しんにゅうを、

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そし、してる、から

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アスラ、が、

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はいって、これない、みょ

ア、アスラ?
・・・誰?
つか、何?
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あ・・・。ほら、また・・・

らくや。
そういうジョーダンはやめてよー。

— posted by hipi at 11:58 pm  

フライング・ボディー・アタッーーク!!

夜、カイヌシが皿洗いをしているとき、イエヤマネコが調理台から冷蔵庫へと飛び乗ったと思ったら、次の瞬間、カイヌシの首をめがけて降ってきた。
7.5kgのフライング・ボディーアタックがもろに直撃。
カイヌシ、軽くムチ打ちっぽくなって、首が重く鈍く痛い。

冷蔵庫の上に板状のものを放置してあったのだが、どうやらそれの上に飛び乗ってしまい、足を滑らせたらしい。
で、カイヌシの首にぶつかったあと(爪も出ていたらしく、ちょっと刺さった)、床に着地してダダダダダーっ!!と2階に駆け上がり、どっすんばったん大暴れをしていたので、怪我はないもよう。
ああ、良かった。
あんなものを冷蔵庫の上に置きっぱなしにしてゴメンよう。


らくはたったの7.5kg。
だけど、5kgの米袋を首に投げつけられることを想像し、らくの体重はその1.5倍ということを考えると、カイヌシの首が痛いのも無理はない。
らくに怪我はなかったと思うが、どこかを打ったりして痛いところはないかな。
大丈夫かなあ。
なにせデブだから、落ちた本猫の衝撃もデカかったと思われる。





写真は昨日の。

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— posted by hipi at 11:50 pm  

出窓の外の整列隊

1階すき間地面でぎゃおす農園の作業をしていたときに、どこからか、くっさ~いニオイが。
この臭気は、紛うことなく猫のうんこちゃん。
放置できないので居場所を捜したが、見つからず。
くりくりに事態を説明し、ブツの発見を命じたら、ツッカケを履いて外に出て行って、「分かった」と言いながら3分で戻ってきた。

くりくりに誘導されてワタシも再び外に。
すると、ぎゃおす長屋の出窓側の塀(フェンス)の外側、つまり、長屋の敷地内すき間地面ではなくて、外の私道にあったというわけ。
出窓とフェンスの距離は、約50cm足らずしかない。
そのフェンスに沿って、私道を挟んだお隣さんのKさんが世話をしている鉢植えの植物たちが置いてある。
中には鉢をブチ破ってアスファルトに地植え状態になっているものもあって、こぼれた土とか枯れ草とかが渾然一体となりナチュラルに堆積している。
そこに、ずらりとおおよそ10個ほどのうんこちゃんが、きちんと横一列に並んでいた。


マンガか?
・・・と思った。
丸出しのままの横に整列したうんこちゃんって。
幸いにも表面は乾燥しているようなので、土に絡めながら除去。
すると、向かいのアパートの通路から、作業をじっと見ている白三毛ちゃんが。
キミのかい?
と訊いたら、プイッと向こうへ行ってしまった。


ニンゲンはすき間地面に出るまで分からなかったが、らくは気がついていたと思う。
フェンスの外側とはいえ、出窓のすぐ前だもんね。
自宅警備員のイエヤマネコがニオイに気がつかないわけはない。
らくがおしっこで結界を張るのも無理はない。

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そこで

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うんこ

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するな、みょん!

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オレさまの、なわばり、なのに・・・

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ムカつくですから!


敷地の外だから厳密にはらくの縄張りではないんだが。
ニオイは越境してくるもんなあ。

— posted by hipi at 11:05 pm  

獲物とドカドカの心理

朝の見回り中の農園主。
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このあと突然、ものすごいスピードで、ワタシの横を走り抜けていった農園主。
「バタバタバタッ」という羽音と共に、部屋の中に飛び込んだ。


バタバタバタッって・・・
いやあああー!
また瀕死のセミさん?


イエヤマネコのあとを追ってワタシも室内へ。
階段の途中でお座りしている、イエヤマネコの後姿を発見。
らくはじっと床を見ていて、相変わらず、バタバタいう羽音が聞えている。
カイヌシが近づいていくと、らくは後を振り向いてワタシを見て、それからハッシとまたセミを咥えて、ダダダダダーと1階まで駆け下りていった。
は、早いなイエヤマネコ。


ワタシはセミを触れないので、寝ていたくりくりを叩き起こして(いつものパターン)、一緒に1階へ。
らくは階段のすぐ下で、じっと床を見ていた。
その視線の先には、トンボさん。


あれ?セミじゃなくてトンボだった。
ああ良かった・・・
って、ぜんぜんイクナイ!
イエヤマネコがちゃいちゃいと手を出してるよ~。
くりくり急げー!


で、半分眠ったままのくりくりは、片手でイエヤマネコを抱っこして片手でトンボを捕まえた。
らくは怒って暴れてすぐに逃げたけれど、トンボは無事だったようで、窓から放すとちゃんと空に飛んでいった。
ああ良かった、もう捕まらないでねー。


やれやれと部屋の中を振り返ると、ちっとも良くない顔のイエヤマネコ。
ジロリとカイヌシどもをにらみつけると、「うみょおおおおおーん!!」と叫びながら、屋上までドカドカドカッと駆け上がっていった。
ニンゲンでも、面白くないことがあると足音をわざと大きくドカドカさせて歩く人がいるが、それとまったく同じ行動。
ってことは、イエヤマネコの知能はニンゲン並みなのかも。
それとも、機嫌が悪いときにドカドカ歩くニンゲンの知能がイエヤマネコ並みなのか。


なんてことを考えつつ屋上に様子を見に行くと、さっきトンボさんを捕まえた場所を、しつこく嗅ぎまわっているイエヤマネコ。
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しかしもうそこには、トンボもセミもカメムシもカナブンもいない。


水を飲んで気を静める農園主。
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怒っていたことを忘れたらしい農園主。
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えっとー

ごめんよ。らくの獲物だったのにね。
でもなあ、トンボをらくのおもちゃにさせておくのはなあ・・・。
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カイヌシー、バカー


— posted by hipi at 11:02 pm  

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