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コルチゾールについて相談~2件目

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いっちゃん&ラクシュミーが1歳10ヶ月までお世話になっていた動物病院に、相談に行ってきた。
結果は昨日の病院とほぼ同じで


○コルチゾールとコルステロールが高い以外にクッシングの症状は何も出ていないなら(でぶっていう症状はあるけど~)、まだ若いし、慌てて検査する前にまず痩せること。


だそうだ。
エコーはしたのかと聞かれたので、していないと答えたが、次回はこちらの病院で血液検査をするのならエコーも同時にやることになるかな?
ちゃんと痩せればクッシングの疑いも晴れるのだから、簡単なはずの話なのだが。


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妹・美帆ちゃんちの、今年で4歳になった銀色ちぃちゃん。
今日、ワタシが相談に行った病院で診てもらっているのだが、先週の血液検査ではCreが1.8で、正常値ぎりぎりだったそうだ。
そちらも気になる。


らくはCreはもうちょっと低い正常値内だけど、毎年少しずつだが上がっているので、らくの腎臓も気になる。
歯石もどうしたものか。
痩せて麻酔をかけられるようになっても、病院に預けることがアレだしなあ。


うっ・・・。
カイヌシもストレス性の胃炎に・・・


なってるバヤイじゃねーっ!
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歯も気になる


コルチゾール

— posted by hipi at 11:59 pm  

コルチゾールについて相談~1件目

先日血液検査をした動物病院に、らく抜きで相談に行ってきた。
先日の電話での繰り返しが多かったけれど、もう一度いろいろ説明を受け、こちらからの話しも聞いてもった結果、今は痩せることを最優先して、3ヵ月後に再び血液検査をすることに。
コルチゾールやコルステロールの数値、体重の推移を見て、ACTH刺激試験をやるかかどうかは、そのときにまた検討することになった。
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こちらから話したことは、
○健康診断のとき、採血が終わった後、待合室での呼吸が尋常ではない速さだった。
発作でも起こすのではないかと不安になったほどだった。
○ワタシがそう感じただけで、実際にはそこまでじゃなかったかもしれないが、なにしろデブだから心臓への負担が心配。
○なので、ACTH刺激試験で病院に預けるというのは、かなり難しいように思える。
○らくの毛並みや顔つき、普段の様子などを見ているかぎり、とてもクッシングとは思えない。
○しかしコルチゾールでそういう数値が出てしまった以上、このまま放っておくつもりはない。
ただ、今すぐ検査をするのはラクシュミーへの負担が怖い。
しばらくは痩せることを頑張りつつ様子をみて、らくが今回の通院を忘れた頃に、たとえば3ヶ月後くらいに再度考えたい。


先生からのお話しは
○往診で採血については、安心できるはずの家にドカドカと獣医が入っていくのは、よけいにストレスになると思う。
(→ワタシもそう思うのだけど、どうすれば一番らくの負担にならないか分からないので、先日の電話で往診と口走った。)
預かるといっても1時間ほどなので、家に怖い人が入ってくるよりはマシ。
(→そうかも・・・。預かる時間は電話では半日程度と言っていたけど、今日は1時間に短縮されていたし。)


○万が一クッシングだったとしても、ACTH刺激試験を今すぐやらなかったからといって、どうにかなるということはない。
命に別状のある病気ではないし、薬でコントロールできるので、なんてことない。
(→・・・え?そ、そうなの?)


○クッシングそのものはなんてことないが、肝臓に負担をかけるし、糖尿病を併発することが多いので、そちらのほうを心配している。
糖尿病は食い止めたい。


○もしすぐに検査や処置が必要な状態なら、私はそうします。
ラクシュミーちゃんはそういうことではないので、しばらく様子を見てもいい。
3ヶ月というのは猫にとっての1年なので、もう一度血液検査をするならちょうどそのくらいだけど、それ以上は伸ばさないほうが良い。
その結果でその先の検査はまた考えましょう。


○コルチゾールはね、今回、たまたま高かったってこともあるからね。


ということだった。
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で、3ヵ月後の血液検査の結果、またコルチゾールが高くてちっとも痩せていなかったらいよいよACTH刺激試験をやるわけだが、それに関してのQ&A。
Qはもちろんワタシ、Aは獣医さん。


Q・「ACTHでクッシングが確定診断される割合はどのくらい?」
A・「約50%。同時にデキサメサゾン試験というのをやって80~85%。」


Q・「それでクッシングの疑いが濃厚になった場合には、副腎のエコー検査や脳のMRIを撮ることもあるようだけど、下垂体の腫瘍などはMRIなどでどのくらい分かるものなのか?」
A・「よく分からないことも多い。副腎ってとっても小さいんですよ~・・・。下垂体も小さい。小さい下垂体に小さい腫瘍があっても、分かりにくい。」


Q・「猫のコルチゾールの基準値って、はっきりとは分かっていないようだけど?」
A・「犬のクッシングが一般的に認識されるようになったのはけっこう最近のこと。今でも猫のコルチゾール値は、普通はあまり検査しないので。」
Q・「では、猫のクッシングが少ないというよりは、猫のクッシングが発見されることが少ないということでは?
今までもクッシングの猫はいたのに、分かっていなかっただけという可能性は?」
A・「あると思う。これから増えていくかもしれない。動物はペットではなく家族の一員という時代になり、室内飼いになったので、異常にも気が付きやすくなっているから。」
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ありえることかもって思った。
今でこそ猫の慢性腎不全はとってもメジャーなものだけれど、30年くらい前は、年をとった猫が痩せてご飯を食べなくなっても、「年だから。」「老衰なのね。」ということが多かったのではないかと思う。
猫のクッシングについても、これからいろいろなことが解明されるにつれて、増えていくのかもしれない。


でも、らくや。
アナタが先駆けにならんでええよ。
つか、やっぱラクシュミーは違うと思うけど。
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最後に「とにかく痩せさせてください。心を鬼にしてでも。」と言われて終了。
ともあれ様子見となったわけだけど、3ヵ月後に血液検査をするときも、また今回のようにチョー緊張&ストレス状態だったら、コルチゾールはやっぱり高値を叩き出すんじゃないの?
正確な数値は出ないんじゃ?
とか、


そのときのらくの様子によっては、高値が出てACTHをやることになったとしても、たった1時間とはいえ預けての検査は難しいんじゃ?
カイヌシも一緒にいることはできないの?
もしダメなら、ACTHは前にお世話になってた女医さんのところに行ったほうがいいかなあ。
でも今回、男の先生だからこんなにびびったわけじゃなく、年をとるにつれて『知らないヒト怖い』になっているのだとしたら、女医さんのところでも同じかも。
そうだとしたら、わざわざ遠くの病院にいくことは、さらにストレスになるだけか?
でも女医さんの旦那さんはエコーなどの画像診断の専門家という特殊な獣医さんなので、そちらの検査もすることになった場合には良い病院だと思うし。


それと、先々週の検査は2年3ヶ月ぶりの病院だったので、びっくりしてすっごく緊張したのかも。
次回はもう少し慣れて、落ち着いててくれないかな。
でも反対に、今回の怖かった記憶が蓄積されて、もっと怖がるかもしれない・・・。
こういう性格で、今回じゃなくてもいつか遠い将来、入院とか頻繁に通院が必要になったらどうしよう。


と、まだ起こってもいないことまで不安になってきて、ぐるぐるらー。
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そこまで通院のストレスを心配しなくてもと、自分でも思う。
けれど、らくの待合室での『尋常ではなかった呼吸』は、どうかなりそうで本当に怖かった。
開口呼吸ではなかったのだが、とにかく小刻みに速くて、呼吸数を数えようとしたのだけど速すぎて数えられない。
過呼吸になったニンゲンと、様子がよく似ていた。


猫に限らずヒト、特に男性に多いそうだけが、ストレス性ショックシ(緊張、ショック、驚いたりで、心筋梗塞=いわゆる心臓発作を起こし突然シ)というのは、けっこうあることだという。
心臓に疾患がなくても起こることがあるし、疾患があれば起こる確率はずっと高くなる。
らくの心臓がどうなのかは分からないが、でぶなので負担はあるかも。


びっくりしすぎてあちらの世界にお引越ししてしまった猫さんのお話を、実際にいくつか知っている。
多頭飼い崩壊の現場に入ったボランティアさんが、猫さんを保護してキャリーに入れたら・・・。
保護するために、捕獲機に入った野良さんを捕まえようとしたら・・・
自宅の廊下でエアコン取り付け工事の人と鉢合わせをしたら、痙攣のようなものを起こし、そのまま・・・。


妹・美帆ちゃんの友人は、車庫入れしようとしたら猫さんが見えたので、慌ててブレーキを踏み事なきを得たはずだったのに、車から降りてみたら猫さんは横たわったまま動かない。
病院に担ぎ込んだが、お引越ししてしまっていた。
外傷は、どこにもなかった。ショックが原因で・・・と言われたそうだ。


人馴れしていない野良さんだと、病院で治療中に・・・ということもあるという。
猫さん同士のケンカの声が聞こえたので駆けつけると、取っ組み合った様子はなく毛も舞っていないし外傷も何もないのに、ばったり倒れてお引越しをしていた子がいた・・・。
などなど。


そういう話を知っているので、ワタシが大げさに心配してしまうだけかもしれないが、あのときのラクシュミーの待合室での様子はどうしても気になる。
びっくりやストレスでお引越しをしてしまう猫さんが、どのくらいの割合で存在するのかは分からないが、も、はっきり言って、クッシングよりも気になるし怖い。


どうしたものか。
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コルチゾール

— posted by hipi at 11:47 pm  

コルチゾールでびっくり

T4とコルチゾールの検査結果の連絡が来ない。
月曜日と言われていたけど、電話一本ないまま今日になった。
甲状腺も副腎皮質も大丈夫とカイヌシ自信満々なので、ずっと放っておいたけど、いくらなんでももう金曜日。
どうしたことかと、こちらから電話をかけた。


結果を聞いてびっくり。
T4は3.0で正常値内だけど、コルチゾールは5.0以内が正常のところを2倍の9.9あったという。
クッシングの可能性があるので、今後どのように検査の手順を進めていこうかと考えていたのでお電話が・・・と、先生。
連絡がなかった言い訳にちょっと「?」だけど、検査結果には「???」であった。


以下、先生の説明。
冷静に聞こうとしたのだが、冷静ではなかったかもしれないので、いろいろと記憶違いがあるかもしれない。


コルチゾールはストレスなどを感じると副腎皮質から分泌されるホルモンだけど、過剰に分泌されているのは、副腎皮質に問題がある場合と、下垂体や視床下部に問題がある場合がある。
現在らくは『クッシングの疑いがある』という段階で、確定診断するにはいくつかのステップが必要になるが、最初にACTH試験というものをやりたい。
検査の内容は、まず採血をしてコルチゾールの値を計り、次にACTH(副腎皮質刺激ホルモン)を筋肉注射してしばらく時間をおき、再度、採血をしてコルチゾールの値を調べる、というもの。
半日程度、ラクシュミーちゃんをお預かりさせていただくことになる。
それで確定できなかったら下垂体を診るためMRIとかも考えて・・・


って、ちょっと待って~!!!
カイヌシ、ここで大慌て。
お預かりはダメですムリです。
だってだって先週の健康診断でも、診察台に水を垂らしたようになるほど肉球から発汗して、採血の後の待合室では見ていて怖いくらいに呼吸が速かった。
そんな臆病でびびりのラクシュミーを、またすぐ病院に連れて行き採血するだけでも、とっても心配なのに。
さらにカイヌシに置いていかれて病院で一人になって、知らない場所に閉じ込められて、知らない人に囲まれ抑えられてまた採血なんて、らくがどれほど怖い思いをするかと思うと・・・。


無理ですーっ!
そんなことをしたら、病気になってしまいそう。
絶対に無理!


そう先生に訴え、それからコルチゾールはストレスを感じると分泌されるのなら、病院にいた間はストレス感じまくりだったはずなので、数値が高いのはそのせいということはないですか?と聞くと、
「3日間くらいずっと強いストレスを感じていたなら数値は高くなるでしょうけれど、病院に来てからのストレスということなら、そんなにすぐに数値には表れません。」と言う。
さらに、「コルチゾールでこういう数値が出たら放っておくことはできないし、ずっとコルステロールが高いのも気になります。」
と。

それは分かりますし、ただ放っておくつもりはないんです。
でも病院に預けての検査は絶対に無理なので、往診で採血してもらうとか、らくにとって少しでも負担にならない方法を何か考えたい。
とりあえず来週中に、一度、病院のほうにお伺いします。
そう話しをして、電話を切った。


カイヌシ、も、泣きそう。
だいたいクッシングって何?
知らんがな。


猫では稀だと先生も言っていたけれど、ネットで検索しても、猫のクッシングに関する情報はすごく少ない。
しかしいくつか拾った記述を読めば読むほど、らくには当てはまらない。
ペットウェルLink というサイトの、猫のクッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)Link というページには


***症状***
●水をたくさん飲む
●おしっこの量が増える
●食欲が異常に増す
●お腹が膨れる
●皮膚がうすくなる
●脱毛などの症状も見られます。脱毛は体の両側に左右対称で起こるのが特徴で、脱毛した部分の皮膚が黒ずむ場合もあります。


***原因***
●下垂体や副腎の腫瘍。
●しかし多くの場合は、副腎皮質ホルモン薬(ステロイド剤)の長期間にわたる投与や、一回の大量投与が原因。


とある。
らくに当てはまっているのは、強いて言えば『お腹が膨れる』という部分だけで、しかしラクシュミーはデブ、しかも下半身、特に腹肉がたっぷりの洋ナシ型デブなので、お腹が膨れていて当然といえば当然なのだ。
洋ナシだって、最近なったものではないし。
ラクシュミーがうちにきた生後4ヶ月のときから、
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顔はとんがっていて

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身体もとても細いのに

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お腹だけはタプっと丸くて

らくはそういう体型=腹肉がつきやすい体質なのだと思っていたけれど。


分からなくなって、おっぴろがってるラクシュミーをじと~っと見る。
毛並みはピカピカ、皮膚はキレイ、目はびっくり&イキイキしてるし、表情はおもろい。
どう見ても元気で健康そうなんですけれど。
08061911




病気(クッシング)とは思えないが、100%安心はできず、ねこまたさんLink に泣きの電話。
あ。電話していい?ってメールしたら、ねこまたさんから掛けてくれたのだった。
すまんことです。


ねこまたさんちのちぼりちゃんも、コルチゾールの検査をしたら数値が高くて、大学病院の内分泌の権威という先生のところでACTH試験をしたことがある。
結果はちぼりちゃんはクッシング症候群ではぜんぜんなくて、血液検査でコルチゾールが高かったのは病院でのストレスのせいでしょうということだったそうだ。
そのときの話しを詳しく教えてもらいながら、ラクシュミーの状況を説明。
ねこさまさんも、らくはクッシングじゃないと思うと言ってくれる。


猫のクッシング自体が非常に稀で、その稀な猫さんはほとんどが老猫さんだという。
症状は『でぶ』という以外は一個も当てはまらなくて、クッシングを疑った原因はコルチゾールだけ。
しかし猫については、コルチゾール値というのはあまり当てにならない。
猫に限らずヒトも犬もらしいけど、コルチゾールは朝と夜でも数値がかなり違うし、そもそも猫のコルチゾールの正常値というものがちゃんと分かっていないし(クッシングの猫さんが非常に少数なので、データが揃っていないそうだ)、ストレスや興奮でたちまちドバドバと分泌されて体内を駆け巡る物質だという。
それについてはらくを診てもらった先生とは意見が異なるが、ワタシも『たちまちドバドバ』のほうが納得できる。
ストレスに対応するホルモンなら、その場で分泌されないと意味がないのでは?という気がする。


さらに、コルチゾールの数値だけではクッシングの確定診断はできず、さらに、なぜ副腎皮質ホルモン(コルチゾール)が過剰に分泌されてしまうのかについては、腫瘍の有無を調べるためにMRIなども含めた検査をしながら、ひとつずつ可能性を潰していくしかないようだ。
でもらくはでぶなので、MRIを撮るといっても麻酔には大きなリスクがあるわけで。
そこまでして撮っても、特に若い猫さんの場合、下垂体の腫瘍などは、はっきりとは分からない場合も多いそう。


ねこまたさんと話しながら気持ちが落ち着いてきて、預けて検査などはやめようと決めた。
たった今、でぶという以外は何の問題もないのに、いろいろな検査を次々とやるメリットが何も思いつかない。
病院には一度行って先生と話しをしようとは思っている。
当分は痩せるほうをガンバルことにして、検査は(とにかく今は)やめる。
先生は「大変です!コルチゾールが!」っていう感じだったので、何か言われるかな。
何を言われても、らくがクッシングだとはどうしても思えないから、(今は)検査はやらないよー。


***************
コルチゾールとは関係のない話だけど、今回らくが診てもらったのは大学病院のような大きい設備のところではなく町の獣医さんだけれど、MRIがあるそうだ。
ほんの数年前までは、MRIのある動物病院は全国で何軒と数えるほどしかなかったのに、ここ何年かで急に増えたきた。
お手ごろ価格のものが発売されたのかもね。


高度医療機器が普及するのは良いことだけれど。
ちゃんと撮影できるのか?とか
撮影した画像を診断できるのか?とか、イジワルな疑惑も湧いてくる。


診断材料となるような、しっかりした画像を撮るのには、技術と経験が必須のはず。
撮った画像を理解し、読んで、診断するには、知識と経験が必要なはず。
教科書に載っているサンプル画像を眺めただけでは、絶対に不十分だと思う。
機械だけあっても、扱うニンゲンが未熟では、正確な診断はできない。


MRIが普及することによって、誤診が増えるようなことには、ならないようにしていただきたい。


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今日のらくさん。
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そんなにヒドいでぶには見えないのに

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腹肉さえ減らせれば・・・


コルチゾール

— posted by hipi at 11:40 pm  

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